不思議な構造のぼろビル

矢吹丈が少年院に入る前に金庫として利用していたぼろビルがあるのですが、ここの構造が非常に奇妙です。

漫画をお持ちの方は、とにかく階段の絵を見てください。(1巻112ページ)

一目見て分かる通り、この階段は、上がっても次の階には繋がっていません。角度的にトン吉の階段が丈の階段に繋がっているようなので、三重螺旋とも考えられるのですが、そもそもここの階段は螺旋にはなっていません。階が上がるにつれ、徐々に奥まっていきます。

単なる書き間違いでしょうが、じっくり見れば見るほど奇妙です。

矢吹丈には初めからカウンターの才能があった

矢吹丈の代名詞でもあるクロスカウンターは、「あしたのために その3」で習うのですが、カウンター自体は、そのずっと前から得意だったようです。

鑑別所でそこのボスである西と戦う(1巻219ページ)のですが、その時に実践したジャブが全部カウンターで放たれています。

この時の丈には、牽制やつなぎでジャブを使う知識はなかったでしょうが、それでもカウンターをいきなり成功させるとは、才能があったとしか思えません。

紀子はなぜ西と結婚したのか

紀子は、心の底から西を愛していたようには見えませんでしたが、なぜ西と結婚したのでしょうか?結婚式でのジョーへの視線は冷たく見えました。
(岡達さんからいただいた質問です)


紀子は何度も丈を遊び(デート)に誘いましたが、丈はボクシングやボクシングの相手にしか興味を示しませんでした。これが一番の大きな理由だと思います。

また、公園や川辺を散歩した際に、ボクシングを辞めて、普通の幸せな人生を歩むことに対して質問しましたが、これも丈には無関心でした。この日を境に、紀子の丈に対する態度が変化したので、ついに丈のことをあきらめたのだと思います。

一方西は、林商店のことも、紀子のことも、紀子の両親のことも、現実的なことも、将来的なことも、よく理解している人だったと思います。

つまり、「性的、人間的に惹かれたのは丈だったが、夫として良いのは西だった」、これが紀子の選択だったのではないでしょうか。


また、丈の側から結婚相手を考えてみても、女性がボクシング以上の存在ではなかったというのは、確かだと思います。

ボクシングを辞めた後で丈が結婚したとしても、私には相手が葉子以外に考えられません。ボクシングをさせようとしたか、辞めさせようとしたかが、葉子と紀子の違いあり、丈にとってはこれが絶対的な条件だったと思います。


ただ、岡達さんが指摘されたように、結婚式での丈に対する紀子の視線は、いくつもの感情を想像させます。

私は「あなたはボクシングと心中すればいいわ」というのがあの描写の意味だと思いますが、そもそも感情というのは、同時に複数存在するものなので、色々な想像が許容されると思います。

あの視線に対する皆さんのご想像をお聞かせください。恐らく、それらの全てが正解だと思います。

国体準優勝の稲垣正平のその後

国体準優勝という輝かしい実績をもっているにも関わらず、プロテストで丈とスパーリングをしてからは、まったくストーリーに登場しなくなります。その後の稲垣選手はどうなったのでしょうか。
(ゆきうさぎさんにいただいた疑問です)


実力的には丈のライバルになっても不思議ではないはずですが、それが全く登場しないとなると、何かあるはずです。色々推測したのですが、次の2つが考えられるのではないでしょうか。

1つはゆきうさぎさんがおっしゃった通り、ボクシングを諦めた可能性です。ヘッドギアのないプロの怖さを知った可能性もありますし、深刻な怪我を負った可能性もありますね。

もう1つは階級を下げた可能性です。試合に合わせて減量していくボクシングでは、プロテストの時の階級でデビューするとは限りません。マンモス西もそうですしね。

個人的には、丈と戦うために減量した力石とは対称的に、丈とは2度と戦わないようにするために減量したと考えます。

皆さんのご推測ではどうですか。